【Voyage MPD】激安で高音質なPCオーディオ環境を構築する(その1)

【第1回】サーバー用(Voyage MPD導入用)激安PCを用意する。

…てな訳で、しばらくこのテーマで連載してみたいと思いますので、時間はあるけどお金のない人はどうぞ暇つぶしにでも読んでやって下さいませ。

【追記】2013年6月20日にVoyage MPDの0.9.1がリリースされたのを機会に

    t5720へのインストールほぼ全部の手順を記事にしました。

    インストールを考えておられる方は参考にして頂けると嬉しく思います。

    5つの記事に別れており、その1はこちらです。


 ちょっと流行からは遅くなってしまいましたが、表題のようになるべくお金をかけないで今流行のPCオーディオ環境、それも出来るだけ高音質なものを「Voyage MPD」を使って構築してみようと思います。

…で、「Voyage MPD」って何なの?って事ですが、簡単に言えば音楽専用サーバーを構築するためのパソコン用のOS(オペレーティングシステム)です。

正式名は「Voyage Music Player demon(ボイージ・ミュージック・プレイヤー・デモン)」。「Voyage」は「航海」とかそういう意味ですね。「Voyage MPD」は簡単に言うと「Windows」でも「Mac OS」でもない「Linux」(リナックスまたはリヌックスと読む)というOSの一種で音楽再生に必要な機能のみに特化した、非常にコンパクトで軽く、ノイズの少ない高音質な音楽再生が楽しめるOS+サーバーソフトです。

ですので、「Voyage MPD」は家で使わなくなった古いパソコンやノートパソコン等の少々非力なマシンでも軽快に動きます。(古いって言ってもまぁ目安としてはWindows XPの出始めの頃(2001年以降)くらいですかね)。ちょっと前に流行った100円パソコンのネットブックくらいのマシンでなら楽勝で動きます。

私んちの場合使わなくなったパソコンは大抵知り合いの家に嫁入りさせちゃいますので、あいにく余ったパソコンがありません。なので今回はVoyage MPD用のマシンを購入することにしました。え?「激安」はどこいったんだって?。まぁ読んでやって下さいませ。


てな訳でこれをゲットしました。HPのシンクライアントPC、T5720です。完動品なんだけどジャンク扱いで3,000円。安い(^^;。秋葉原に山積みで売ってました。ACアダプターは付いてるけど本来付いてるはずのスタンドは無し。まぁ安いからいいんだけど。

シンクライアントというPCは例えば学校やパソコン教室で生徒一人一人が使う端末として使われたりするパソコンで、アプリケーションソフトやデータは先生の所にあるサーバーPCから引っ張ってきて利用したりするので、非力かつ記憶装置の容量も少ないのですがそれでも立派なパソコンです。


中身はこんな感じ。CPUはAMD Geode NX 1500,メモリは512MB DDR SDRAM,記憶装置として512MBのフラッシュメモリを内蔵しています。スペックは非常にしょぼいのですが、上で説明した用途には十分です。本来はこのT5720用にカスタマイズされた専用のWindows XP Embedded EditionをHPのホームページからダウンロード(なんと無償)してきてそれをインストールして使うのですが、このWindows XPもあくまでシンクライアント用なのでちょっと重いソフトだとまともに動きませんし、初期設定ではPCの電源を切れば使っていたデータをきれいさっぱり忘れてしまうようになってます。要はパソコン教室などで生徒の個人情報などがPC内に残らないようになってるんですね。まぁ今回は指定のWindowsを入れるわけではないのでその辺は余談ですけど。

このPCが音楽サーバー向けとして良い点は

①HDDやCDドライブ,冷却ファン等の可動部分を持たないので動作音がしない。つまり稼働中は無音という究極の静音PCである。

②キーボード,マウス,モニター,パラレル,USB(なんと6ポートもある),LAN(残念ながら100Baseだけど音楽サーバー用としては十分)など拡張性が良い。

③本体もコンパクトで発熱もそれほどひどくなく、なんと言っても消費電力が最大40Wという省電力。

と言ったところですが、何より安い!これに尽きます。


なぜだか私の買ってきたT5720はシステムインフォメーション上はCPUがもっと高性能な「AMD Athlon 1GHz」になってます。もしそうならオイシイのですが、でも…


BIOSの画面だとちゃんと「AMD Geode NX-1500」って表示されてます。どっちがホントなんだか。まぁいいや。そんなに処理能力要らないし。


で、これからこのPCに「Voyage MPD」をインストールする訳ですが、「Voyage MPD」は軽いOSなのでこのT5720に特に何も手を加えなくてもインストールすることが出来ます。…なんだけど、せっかくなのでちょこっと手を入れてみようかな、と。しなくていいのに悪い癖ですねぇ。


左がフラッシュメモリ,右がメインメモリです。これを交換します。


まずフラッシュメモリを取り外します。Apacerの512MBのフラッシュメモリ。インターフェースはIDEの44pin。なのでノート用のHDD等が使えます。今回はこれをコンパクトフラッシュに交換します。


用意したもの。44pinのIDEケーブル(625円)とコンパクトフラッシュを44pinのIDEに繋ぐための変換基板(490円)とシリコンパワーの8GBの200倍速コンパクトフラッシュ(1,099円)。そんな容量要らないんだけど4GBも大して値段変わらないし、大は小を兼ねると言う事で。シリコンパワー製品は性能良い割に値段が安くメーカー保証も有り、今までいろいろ使ったけど一度もトラブル起こしたことが無いので個人的に信頼して気に入っています。


とりあえずこんな感じでびろーんと繋いでみました。この変換基板は別電源が要らないタイプなのでお手軽です。IDEなので1番ピンを間違えないように。写真手前側が1番ピンです。


難なく認識しました。


次はメインメモリ。T5720は最大1GBまで認識できるので1GB積んでしまいます。写真は純正の512MB(DDR-333,PC2700)。どこのメーカーかシールでわかんないですが。


んでまたシリコンパワーのメモリモジュールを用意。200pinのSO-DIMMの1GB。DDR-400,PC-3200だけど多分大丈夫でしょう(2,220円)。


はい、ちゃんと認識しました。あれ?フラッシュメモリを76GBって認識してる(^^;。まぁいいか、エラー出てないし。

今回自分の趣味(というか習性(^^;)でメモリ増やしたりしてますのでコストがかかってますけど、本来このT5720には何も手を加えない標準状態で「Voyage MPD」は入りますのであくまで激安で構築したい方は標準状態でインストールして下さいませってことで夜露死苦(死語)。


なぁ~んてな訳で「Voyage MPD」をインストールするためのマシンが用意出来ました。次回はこのPCに「Voyage MPD」をインストールしてみます。良く「Voyage MPD」は導入が難しい、敷居が高いと言われます。確かにここからちょっと話がややこしくなったりするんですけど、基本私でも出来ますのでぜひチャレンジしてみてくださいませ。それではまた次回に。

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