【Voyage MPD】激安で高音質なPCオーディオ環境を構築する(その3)

【第3回】t5720にVoyage MPDをインストールする。

それでは実際にt5720にVoyage MPDをインストールしていきたいと思います。

【追記】2013年6月20日にVoyage MPDの0.9.1がリリースされたのを機会に

    t5720へのインストールほぼ全部の手順を記事にしました。

    インストールを考えておられる方は参考にして頂けると嬉しく思います。

    5つの記事に別れており、その1はこちらです。


導入に際してはネット上にノウハウを公開されている先達の方々がたくさんいらっしゃいます。この方達の知恵をお借りするのが最も失敗無く順調な導入が出来るので大いに参考にさせていただきました。私が参考にさせていただいたのは以下のサイト様です。

①PCで音楽

  VoyageMPD のまとめⅠ http://asoyaji.blogspot.jp/2011/03/voyagempd-votagempd.html

  VoyageMPD のまとめⅡ http://asoyaji.blogspot.jp/2011/03/voyagempd.html

  VoyageMPD HDDフォーマットとマウント http://asoyaji.blogspot.jp/2011/04/voyagempdhdd.html

  Voyage MPD のインストール・設定(備忘録、2011.1.22) http://asoyaji.blogspot.jp/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html

②PCオーディオ実験室 http://www.yung.jp/bony/

  Voyage MPDについてのあれこれが詳しく解説されています。

③みみず工房 http://www.symphonic-net.com/kubotayo/index.html

  いろんな設定方法が詳しく解説されています。

これらのサイト様が非常に参考になると思います。詳しく理解&いろいろと設定などを変更したいという場合にはLinuxの知識が多少なりとも不可欠となりますが、有る程度Windows機やMacの知識があってBIOSの設定変更が出来るくらいの方なら注意深くやっていけば必ず成功すると思いますので頑張って下さい。必要と思われるページを印刷しておいて確認しながら作業を進めて下さい。



今回はあくまでも私の環境下に於いてHPのt5720という機種にVoyage MPDをインストールした場合について記載しています。事細かくはとても説明できませんので、基本は上記「PCで音楽」のサイト様の導入手順をもとにそれ以外の部分での覚え書きを記します。

Voyage MPDの本家サイト(http://linux.voyage.hk/voyage-mpd)からVoyage MPDの「Live CD」のデータ(isoファイル)をダウンロードし、CD-Rに焼いておく。

   バージョンは0.9-rc1,0.9-rc2についてはまだ安定して導入できないとの情報があったので、正式バージョンの内一番新しい0.8.5を使用しました。

t5720にモニター,キーボード,USB外付けCDドライブを取り付け、LANケーブルをつなぐ。

   (外付けドライブが無い場合はUSBメモリよりインストールしますが、それについては今回は割愛します。ネット上を探せば情報はあります)

音楽データの入ったNASを用意。(今回は一例として共有フォルダを「share」という名称にして、その中に音楽データを入れています)

USB-DACを用意し、t5720に接続しておく。


今回は手元にあったS.M.S.L社のヘッドホンアンプ付きUSB-DAC内蔵デジタルアンプ「SAD-D1」を使用しました。DACチップはPCM2704なので専用ドライバが無くてもVoyage MPDで認識するはずです。いわゆる中国製の「中華DACデジアン」というやつで実売4,500円前後という安さですが、かなりいい音がします。もっとも品質管理の問題か、結構当たり外れがあるらしいですが、私の場合は当たりでした。

設定に使うWindows PCに「SSHソフト」をインストールしておく。

  インストール後の各種設定はWindows PC側から「SSHソフト」でt5720にLAN経由でアクセスして行います。今回私は使いやすさで定評の「putty」(http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/download.html)を使用しました。(MacでのSSH接続方法もネット上に情報がありますので参考にして下さい。)

t5720を立ち上げ、HPのロゴ画面でF10を押しBIOS画面に入り、必要の無い機能は切る。一番肝心なのは内蔵オーディオを無効にすること。

  内蔵オーディオOFF「Integrated Audio→Disabled」

  システム日付を確認(狂っている場合は一応合わせる)

  ブートデバイスの設定 ファースト→USB

             セカンド→ATA Flash

             サード→network

シリアル・パラレルポート→Disabled

ここで再起動し「LIveCD]をセットしたCDよりブートする。




①この画面が出たら「voyage Linux」を選ぶ。

②「Voyage Login」と出たらroot(初期設定のアカウント)と入力しenterを押す。

③「Password」と出たらvoyage(初期設定のパスワード)と入力しenterを押す。

④「root@voyage~#」が出たらifconfigと入力しenterを押す。

⑤「inet addr:192.168.×.×」の値をメモします。これがこの時点でt5720に割り当てられたIPアドレスです。


①Windows PCでSSHソフト(今回は「putty」を使用)を立ち上げる。


「ホスト名」の所に先程メモしたIPアドレスの数字(192.168.×.×)を入力して「開く」をクリック。

これでt5720とWindows PCが接続されます。以降の設定はWindows PC側から「putty」を使用して行います。


以降は、私がごちゃごちゃ書くより「PCで音楽」サイト様の「Voyage MPDのインストール・設定」(http://asoyaji.blogspot.jp/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html)の「2 Voyageのインストール事前準備(1)」以降に詳細な手順が掲載されていますので基本的にこの手順に沿ってやっていけばインストールは完了します。

コマンド操作となりますので一字一句間違えないように(文字と文字の間に空白の有り無し、iとl、0とoなどの間違いなど)気をつけてゆっくり確実に入力していって下さい。

また、この手順の「3 voyageのインストール事前準備(2)」の所は質問形式になっていますが、質問の聞いてきかたが0.8.5では少し変わっていますのでご注意を。でも画面をよく読みながらやっていけば大丈夫です。

また、viエディタは非常に使いにくいというか、現代のエディタに慣れている方にはイライラする操作性だと思いますが、頑張って操作して下さい。



以下、私の場合の変更点などを記載しておきます。

 t5720はVoyage MPD専用にするのでパーティションは作成していない。

 ①により「Select Target Disk」では「sda1」を選択。

 「Partition and Create Filesystem」では私のt5720はコンパクトフラッシュに換装しているので「1」を選択。

 DHCPで毎回違うIPアドレスが割り当てられると使いにくいのでIPアドレスは固定化した。

(DHCPで割り当てられることがあまり無い末尾200位の数字にしておくと良いかと思います)

 t5720の内蔵オーディオはOFFにしているのでデバイス番号の固定は行っていない。

 NASの共有ディレクトリーは上に書いたように「share」で設定。

 rootのパスワードは一応セキュリティの為変更。

 普段t5720にはキーボード,モニターは接続しない為、電源スイッチで自動ログイン、シャットダウンが出来るように設定。

自動ログイン:一般ユーザーを追加し、パスワードを削除、tty端末2番で自動ログインの為の設定を追加。

みみず工房さんの「Voyage MPDの使い方(4)」http://www.symphonic-net.com/kubotayo/articles/articles004.html#043 に詳しい設定がありますので参考にして下さい。

電源ボタンでシャットダウン:acpiをインストールして定義ファイルを作成。   

apt-get install acpid

vi /etc/acpi/events/power

event=button/power

action=/sbin/shutdown -h now

Windows側MPDクライアントは「Gmone Music Player」をインストールして設定した。


ここまでが無事に終われば「Gmone Music Player」で指示することによって音が出せるはずです。

おそらくWindows等で再生していた音に比べて一枚ベールを剥がしたようなクリアでノイズの無い空間が一段広がったような定位感のある音に驚かれると思います。その音はあくまでもクリアーで高音がどこまでも果てしなく綺麗に伸びて行くような感じです。

音の善し悪しはあくまで好みの問題と切り離せない部分がありますので、気に入る音かどうかと言うのは個人差がありますが、アナログとはまた違った輪郭のはっきりした音には結構驚かれると思います。

導入方法を事細かくまでは書いておりませんので心苦しいですが、ぜひなんとかインストールを頑張ってこのデジタルならではの新境地の音を堪能して頂けるよう願っております。

一つ一つ調べながら確実にステップを踏んでいけば必ず環境構築は出来るはずですので皆様頑張って下さい。

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No title

はじめまして。興味深く拝見させていただいてます。
当方も同じt5720ですがバージョン0.9-rc2にて問題なくインストール、運用出来てます。
ご参考まで。

コメントありがとうございます。

Apacheさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

0.9-rc2問題なく導入できるんですね!情報ありがとうございます。

一通り0.8.5の音を堪能したのでこの週末にでも0.9-rcとか
シンさんバージョンをなんとかインストールとかいろいろ
やってみようと思っていたので助かります。

t5720は現在安価で無音という点が非常に良いですよね。

またよろしくお願い致します。
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Author:缶コーラ
山口県在住。ローカルなネタを含めて
何でもアリで書いていきたいと思います。

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