【Voyage MPD】激安で高音質なPCオーディオ環境を構築する(その5)

【第5回】雑誌付録のUSB-DACをプチ改造して好みの音にしよう


2012年の年末の事ですが、音楽之友社から発行されている月刊誌「Stereo」の2013年1月号の付録にLUXMAN監修のUSB-DAC「LXU-OT2」が付きました。

十分まともに使えるUSB-DACがなんと雑誌の付録に付く時代になったんですね。しかも本誌と合わせて定価2,800円という安さ。「stereo」は通常1,000円くらいなので、付録のDACは実質1,800円位ということになりますのでコスト的にはあくまで付録レベルではあるのですが、フタを開けてみるとどうしてなかなか立派なモノでした。


こんな感じで基板1枚と金属で出来た足、その他ご丁寧にUSBケーブル(金メッキ!でちゃんとLUXMANのロゴが入っている)まで付いているので即使用することが出来ます。


組み立てると(といっても足とホコリよけカバーを付けるだけ)こんな感じになります。付録とは思えないですね。

とりあえずWindowsパソコンに繋いでみるとなかなか良い音です。コストを考えると申し分ない音。伊達に「LUXMAN監修」と銘打っていませんね。

今回のこの「LXU-OT2」、実は個体によって「ピー」という高周波ノイズが出るものがあるらしくて、発売直後からネット上などで騒ぎになっていたのですが、私が買った物は(改造することも含めて3台買ったのですが)3台とも全くノイズは出ませんでした。当たりを引いたと言う事なんでしょうか。

今回、「激安で高音質なPCオーディオ環境を構築する」って事なので、この格安DACを使用しない手はありません。この「LXU-OT2」もDACチップは「PCM2704]なので、「Voyage MPD」用に使用することにしました。PCM2704だからハイレゾ音源には対応してないけどね(聴けなくは無い)。

とはいえ、やはりコスト面で妥協している部分もあるようなので、多少手を入れることにしました。特に見たこと無いメーカーの電解コンデンサーが使われてるのが気になりまして、最低限カップリングに使われてるモノくらいはオーディオ用に交換したいと思いました。あとはヘッドホン出力に直列に入っている抵抗も交換することにしました。

また、この「LXU-OT2」はオペアンプがソケット式になっており、簡単に交換できるようになっているところが嬉しいところです。となるとやはりオペアンプも交換して自分好みの音にしたいと思います。オペアンプ交換は面白いほど音が変わりますので。


ということで交換したコンデンサーと抵抗です。ライン側とヘッドホン側のカップリング8個のコンデンサーを交換しました。本当は全てのコンデンサーを交換したいのですが、あまりお金かけても「激安」コンセプトから外れてしまいますので…。(ちなみに「Stereo」本誌には改造ポイントや回路図が掲載されてます)


コンデンサーは個人的好みでニチコンの無極性タイプ「MUSE・ES」にしました。たいていの人はMUSEならKZを使うんでしょうが、ESの音好きなんですよね。抵抗は使用するヘッドホンを考慮してDALEのオーディオ用金属皮膜抵抗の10Ωにしました。


変更後です。ケースに入れることを考えて基板表面に実装したかったので浮いてるコンデンサーは熱収縮チューブで足を絶縁して少し浮かして取り付けました。音はこもった感じが無くなり特に中高音方面にに抜けがよくなりました。低音もしっかり出ています。


オペアンプは手持ちのモノをいろいろ試して、結果的にヘッドホン側にバーブラウンの「OPA2134PA」,ライン側にJRCの「MUSES8920D」に落ち着きました。(写真とは違ってますが)。MUSE02とか使ってもいいのですが、1個3,000円もするオペアンプを使ったんじゃあ「激安」コンセプトから外れてしまいますので、基本的に「ワンコイン(500円)で買えるオペアンプ」でチョイスしました。


さて、ケースはどうしようと思ったのですが、ちょうどこちらのブログの方が100円ショップのケースを良さげに使ってらしたので、そっくり倣うことにしました。

手作りのオーディオライフ http://audiolife.sblo.jp/article/60983536.html


ダイソーには置いて無くてセリアにありました。


ホントにピッタリサイズです。取り付けは10mmのスペーサーを使用しました。


透明カバーに適当にケガキ線を入れてこれから加工ですが、このケース、薄めのスチロール素材なので非常に割れやすく加工しにくいです。


そこでこんな道具を使います。グットから発売されてます「ホットナイフ」です。はんだごての先がナイフになってると思って貰えば良いのですが、熱を加えながら切るのでこういった加工には持って来いです。もっとも加工中は部屋の換気に気をつけないと溶けた樹脂のイヤなにおいが充満してしまいますが(^^;


ボリュームツマミをアルミ製の物に替えてケースに収めるとなかなか良い感じに仕上がりました。


ところで、オーディオの場合、良く言われるのが「ケーブルで音が変わる」という事なのですが、私自身は大した耳な訳でも無いので、よっぽど変なノイズがバリバリに乗る安ケーブルと高級ケーブルの差なんかはさすがに判りますが、ある程度の品質のケーブル使ってればもうそれでいいという考えです。ただそれもアナログのラインケーブルとかなら話はわかりますが、USBやLAN等のデジタルケーブルでもまことしやかにケーブルで音が変わると言われてましてさすがにそこまでくると「ホントかいな」とか思うわけですが(こういう所がオーディオはオカルトだ、宗教だと言われる所以なのですが)、それならこの際なので確かめてみるか、と言う事で高級USBケーブルを使ってみることにしました。え?「激安」は?…ご安心下さい。貧乏人の私が普通にそんな何万円もする高級ケーブル、買える訳ないじゃないですか(笑)。そんな訳でこんな手を使いました。


(株)ステレオサウンドから発行されている雑誌「HiVi」。この雑誌の最近の号の中には高級USBケーブルのお試し版(20cm足らずの試供品って感じの物)が付録で付いている号があります。今回はこれの2013年1月号を入手しました。


この号にはエイム電子の高級USBケーブルが付録として付いてなんと1,980円です。ご覧の通り短くて取り回しもままならないのですが、貧乏人としてはお試しなんかで使いません。思いっきり実用として使わせていただきますよ。短けりゃ機器のレイアウト工夫して届くように使えば良いだけですから(笑)。

んで、使ってみた感想なんですが、LXU-OT2付属のケーブルと違いがわからなかったです。ええ、糞耳と言っていただいて結構です。ホントにわからなかったですもん。変わった?気のせい?そんなレベルでした。ただ、このケーブルで繋いでると間違い無く安心感はあるよね。


とりあえず安価なUSB-DACが手に入りました。市販品と違って改造&オペアンプ交換で手軽に音質が変えられるのがこの「LXU-OT2」の良いところです。もう「Stereo」2013年1月号はバックナンバーになってしまいましたけど、まだ本屋さんで注文すれば出版社在庫は有るようですし、まだネット上でも楽天市場などには在庫が有るようですので欲しい方はお早めに入手をオススメします。

さて、次は激安なデジタルアンプを用意して、ひとまずVoyage MPDを含むPCオーディオ環境の完成としたいと思います。それではまた次回に。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

缶コーラ

Author:缶コーラ
山口県在住。ローカルなネタを含めて
何でもアリで書いていきたいと思います。

リンク
マイマイ新子と千年の魔法公式サイト
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
検索フォーム
メールフォーム
管理者宛メールはこちらのフォームからどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ようこそ
Twitter update
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
ブログ内検索