「青春クイズ カラフルハイスクール」を自宅で遊ぼう(その1)【アーケードゲーム】



「青春クイズ カラフルハイスクール」のゲーム基板とゲームセンター用POPポスター。

 これを書いてるのは3月31日なのですが、この年度末に東京では銀座の名画座シネパトスが閉館、関西では京阪電鉄の歴史有るテレビカーが引退、と個人的には時代の流れを感じて何となく寂しいニュースが続きました。

 昔を懐かしんでばかりいても仕方が無いのですが、どんどん窮屈になっていく現代社会に身を置いてるとあの何事にもおおらかだった時代がとても光り輝いて思い出されてしまいますね。

 さて、今回からは個人的に思い入れのあるちょっと昔のアーケードゲーム(ゲームセンターのゲーム)を紹介しながら、なおかつそれを自分で所有して自宅で遊んでしまおうと言う事で書いていきたいと思います。以前にも業務用のネオジオシステムであるMVS(マルチビデオシステム)を自宅で遊ぶ方法を紹介しましたが、その続きをやろうかなと。

 最近のアーケードゲームは大掛かりかつ複雑になっていて個人で入手して自宅で…というのは結構大変なのですが、ちょっと昔のアーケードゲームなら意外と簡単に自宅で遊べるんですよね。もちろんある程度の知識と投資は必要ですが。

 「わざわざ金と手間ヒマかけてそんな事しなくてもコンシューマー機(家庭用のゲーム機)に移植された物で遊べばそれでいいじゃん」。ごもっともです。しかしアーケードゲームの基板を自宅で遊ぶのにはちゃんと意味があります。

①家庭用ゲーム機に移植されておらず、なおかつ古くなってゲームセンターからも撤去されたゲームが遊びたければ自分で基板を所持するしか無い。

②家庭用に移植された物は「家庭で遊ぶ」という事情ゆえに内容の一部が変更されているものがある。また、どんなに忠実に移植された物でも細かい部分でオリジナルと全く同じにはならない。従って「本物」で遊びたければ自分で基板を所持するしか無い。

…という事です。まぁ好きだからこそ拘る、という世界ですけど。

 このブログで取り上げるのは主に以下の条件を満たす(家庭で遊びやすい)アーケードゲームです。

①家庭で手軽にアーケード用ゲーム基板で遊ぶための「コントロールボックス」という装置で遊べるもの。

②接続が比較的簡単な「JAMMA規格」に準じた1980年代後半から2000年代初め頃までのもの。

それでは、ちょっとややこしい話もあるかとは思いますがどうぞ読んでやって下さいませ。


…てな訳で、第1回は2003年春にリリースされたナムコの恋愛シミュレーション+クイズゲーム「青春クイズ カラフルハイスクール」(通称 カラハイ)です。

 PS(プレイステーション)の上位互換基板でリリースされたゲームでありながら、なぜかプレイステーション他の家庭用ゲーム機に現在でも移植されておりませんが、それゆえギャルゲー好きのコアなファンが結構今でも多いゲームです。(2008年にiモードアプリなど当時の携帯用には移植された。もっとも今となってはiモードなんて過去の物ですが)

 2012年4月の「ゲームセンターCX 16シーズン」の第1回目に赤羽のゲーセンで有野課長がプレイしてましたね。

 どんなゲームかはあれこれ説明するよりまずニコニコ動画にアップされているこちらの動画を見て頂くと良くまとまっていて解りやすいと思います。ただこの動画はエンディングまで全て紹介されてますので、これからこのゲームを遊んでみたいと思われる方でネタバレが嫌な方は途中ある程度までで再生を止められることをお勧めします。

 元々このゲームは90年代半ばにナムコがアーケード向けに出していた、クイズの回答状況により子供がいろんな人間に育っていく「子育てクイズ マイエンジェル」シリーズというゲームがありまして、それの恋愛シミュレーション版といった形で1999年頃に東京ゲームショウだったかな?(ちょっと正確に覚えてないんですが)で開発中であることが発表されました。

 その時のタイトルは「恋愛QUIZ ハイスクールエンジェル」。名前から「子育てクイズ マイエンジェル」の系譜だと言う事がわかります。発表時のパンフレットがこちらです。(我ながら物持ちがいいのに呆れてしまいますが(^^;)

「私のことどう想ってるの?クイズではっきり答えて!」って言われても…「何でクイズやねん」って感じですが(笑)。

 ところがこの後、開発がストップして数年間お蔵入り状態になってしまいます。原因は実際に開発を担当していた会社との間にトラブルが発生したなど諸説がありましたが、あくまで憶測の域を出ず、現在でも正式に理由は発表されていません。

 そしてそんな事も忘れ去られかけた2002年末に突如としてこの作品が復活し、2003年春発売が正式に発表されました。

 当時のプレスリリースがこちら

 余談ですけど、新品の価格って168,000円もするんですね。でも業務用ではこれでも全然安い方なんですよ。

 同時に最初の発表時からいくつか変更があったこともわかりました。

①タイトルが「青春クイズ カラフルハイスクール」になったこと。

②ゲーム中の期間が「高校3年間」から「高校3年生の1年間」になったこと。

③キャラクターの名前が変更されたこと。

  真面目キャラ 芹川 優里→神崎 未来(そういや現在、「美人過ぎる市議」に「藤川優里」って人がいますね)

  お嬢キャラ 西園寺 玲香→九条 彩華

  俺っ子キャラ 逢瀬 真琴→猪戸 恵

  オタクキャラ 梓沢 ちひろ→高村 真理絵

④システム基板が「システム12」から同じプレイステーション上位互換基板ながらより2D処理に特化し、コストダウンした「システム10」になったこと。

…等が主な変更点です。

 ゲーム内容については現在もバンダイナムコに公式HPが残っていますので、こちらをご覧下さい。



↑ゲームのインスト(インストラクチャーカード)の一部。だからなんで「クイズと共に」やねん。無理あるやろ(^^;。

 アーケードゲームというのはいかに客の回転を良くして、どれだけハマってお金をつぎ込んでくれるか、というのがキモなのですが、このゲームはその性格上、登場人物が全員紹介されるまで100円で9分近く遊べます(そこまでにクイズ2問だけは答えなければいけませんが)。

 また、そういう意味からアーケードゲームはストーリー展開がテンポ良くパパッと進むのが普通なのですが、このゲームは結構各ヒロインのシナリオの出来も良く、その点でもファンが多いです(さすがに時間に関係なくじっくり遊べる家庭用ほどのシナリオ分量はありませんが)。

 クイズゲームとしてみても難易度はそれほど高くなく、ジャンルも非常にバランス良く出題されますので(問題は全部で7,000問だそうです)取っつきやすいのでは無いでしょうか。

 演出面ではとにかくキャラが良く動きます。こんなにキャラがアニメーションするクイズゲームってこれくらいじゃないでしょうか。

 そしてなんと言ってもキャラクターデザインが「アイドルマスター」でおなじみの窪岡俊之さんです。私、昔から窪岡さんの絵が大好きなんですよね。「アイドルマスター」も窪岡キャラじゃなかったらあそこまでハマったかどうか…。

 さらに、声優さんが「那須めぐみ・たかはし智秋・斉藤千和・植田佳奈」と超豪華!(もっともこのゲームが作られた当時はまだ駆け出しだったのですが、今となっては凄いメンツとしか言いようが無いですね。残念ながらフルボイスではありませんが…。)

 また、キャラデザが窪岡氏、声優さんの一人がたかはし智秋さんだと言う事でよくこのゲームは「アイドルマスターの原点」と言われる事が多いのですが…確かにスタッフさんの中には「ディレ1」こと石原氏や「ディレ3」こと深見氏の名前も見受けられますし、女の子とのコミュニケーション方法なんかには「アイドルマスター」のコミュの原型が感じられる部分もあるのですが、正確にはこの「カラフルハイスクール」と同時期のナムコの名作(迷作?)ゲームで当時としては画期的なモーションキャプチャーが話題になった「ダンシングアイ」というゲームが融合して後の「アイドルマスター」に繋がって行ったんじゃ無いかと個人的には思っています。だから「アイドルマスター」とこのゲームはいわば「姉妹」的な感じがします。

 どうです?遊んでみたくなったでしょ?。


 さてゲームの紹介はこのくらいにして、記事が長くなるので次回(その2)で実際にこのゲームを家庭で遊べるようにしてみたいと思います。さすがにコントロールボックスなど必要なものがありますのでいつものように「激安」とはいきませんが、コントロールボックスがあれば他のいろいろなアーケードゲーム基板が遊べますので、アーケードゲーム基板に興味にある方は初期投資としてみれば価格なりの価値はきっとあると思います。

 そして次回までにぜひ訪問していただきたいサイトをご紹介します。こちらの管理人さんはこの「カラフルハイスクール」に魅せられ、家庭で遊ぶための方法をHPにて紹介されています。このゲームへの熱い思い入れから家庭で遊ぶための方法を非常に丁寧に解説されています。私がへたな説明するよりはるかに解りやすいので、次回の私の記事はこちらのサイトさんを参考にして自分はどうやったかを補足しながら進めていこうと思っていますので、ぜひ訪れて見て下さい。このゲームを愛してやまない管理人さんによる素敵なサイトです。(リンク許可はいただいています)

「カラフルハイスクールをおうちで遊ぶ」http://www.geocities.jp/colorful_m/colorful.html


私の家でも「カラハイ 絶賛稼働中!」でございます。

それでは次回もよろしくお願い致します。一人でも多くの方にこのゲームを愛してもらえますように…。

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山口県在住。ローカルなネタを含めて
何でもアリで書いていきたいと思います。

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