ドリームキャストにSDカードアダプタを増設する。

【2014年6月22日 追記】 

 いつも当ブログにお越し頂きありがとうございます。

 最近良くメールやコメントで、SDカードアダプタの製作依頼やGD-ROMの吸い出し依頼を頂くのですが、申し訳ありませんが、当方では製作や吸い出しの代行は一切いたしておりませんのでご了承下さい。なお、SDカードアダプタについては2014年現在でもamazonやパチモンTV等の販売サイトさんやヤフオクでたまに入荷や取り扱いがあるようなのでそちらのご利用をオススメ致します。


 もうすでに世間からは忘れられているのでしょうが、かつてセガも家庭用ゲーム機を販売していました。

 その最後の機種が2001年に販売終了となったドリームキャストです。

 当時としてはかなりな性能を持っていたのですが、いかんせんいろいろな事情からSONYのPS2との競争に敗れ在庫を叩き売った上でセガは家庭用ゲーム機市場から撤退しました。

 私個人としては大好きなゲーム機のひとつで今でもたまに遊んでいますが、このドリームキャストはいろいろ改造して遊ぶのが流行った時期がありまして、そのネタは今もネット上を捜してみると結構あります。

 その中の一つに「ゲームディスクからゲームのデータを吸い出してパソコンで遊ぶ」というものがあります。ゲームそのものを吸い出してPC上でエミュレーターで遊ぶ、音楽やグラフィックを吸い出して鑑賞する、などいろいろな遊び方があります。

 このデータの吸い出し方法ですが、ドリームキャストはCDでもDVDでもない独自規格の「GD-ROM」というものを採用しておりまして、世間にはドリームキャスト本体以外にこのGD-ROMを読めるドライブが存在していません(業務用のNAOMIシステムのGD-ROMドライブを除く)。

 なので、おのずとドリームキャスト本体を使用してパソコンにデータを吸い出すのですが、今まではドリームキャストのオプションである「ブロードバンドアダプタ」という装置を使う方法が一般的でした。しかしこの「ブロードバンドアダプタ」は元々ドリームキャストでインターネットを楽しむためのLANアダプターとして通販専用に売られていたモノで(後に少量一般販売された)数が出回っていないため、中古価格が高騰して一時期入手が困難でした(私はドリームキャストで ISAO NETに加入するためにこのアダプターを買っていましたので現在でも持っています)。

 そして、その後ドリームキャストにSDカードを接続できるようにしてSDカードにデータを吸い出すという方法が確立されてから現在ではこの方法が主流となっています。

 SDカードの接続方法ですが、おもに中国製を中心としていかにも怪しい外付けのアダプタが発売されてました。それを使えばお手軽なんですけど、そんなに大変な改造でも無いので自作で作ることも可能です(半田付けはちょっと慣れてないと大変かも知れません)。

 そんな訳で今更ではありますが、ドリームキャストにSDカードアダプタを増設してみようと思います。他サイトさんでもやられていますが、私もやってみたよと言う事で。

 今回は主に以下のサイトを参考にさせていただきました。(リンクフリーと言う事なので貼らせていただきます)

 てきとうなブログ

 DreamCast (その4) http://ayasuke.exblog.jp/14770467/

 DreamCast (その5) http://ayasuke.exblog.jp/14771039/

 DreamCast (その6) http://ayasuke.exblog.jp/14771277/

 それから、この手のネタを書くとすぐに「違法ダウンロードファイル」との関係性であれこれ言ってくる人が必ずいるので余計なツッコミ防止として「自分の所有してるソフトであくまで実験的趣味でやってますよ」と言う事で写真を1枚。(この他にもまだあるけどとりあえず一部)



 部品到着~と言う事で今回は「マルツパーツ館」と「秋月電子通商」の通販を利用しました。


 ドリームキャスト本体です。この改造は初期型の「MIL-CD」に対応したドリームキャストでなければ意味がありません。見分け方は「ドリームキャスト MIL-CD 見分け方」等で検索すると出てくるので判ると思います。後期の「サクラ大戦仕様」とか「ハローキティ仕様」の本体なんかはダメだったと思います。箱付きなら「湯川専務」の箱のモデルだったらほぼ間違い無いと思います。





 ドリームキャストは非常によく考えて作られており、分解は非常に簡単です。デジカメで記録しながら注意して分解していけばマザーボードまでバラバラにするのも簡単です。分解方法を解説したサイトもありますので参考にして下さい。


 今回結線を行うのはこのSERIAL(シリアル端子)です。端子と端子の間のピッチが約0.9ミリと細かいのでここへの半田付けが今回のキモになります。

 リンク先の参考サイトさんの結線図を見ながら配線していきます。

 回路図(結線図)はこちら



 配線&半田付けが終わったらどの端子にどの色を配線したかよく確認して(テスターで隣の端子とショートしてないかもきちんと確認した方が良い)ホットボンドで固めます。


 今回使う部品はSDカードスロットの他にはこれだけです。


 SDカードスロットですが、小さく作ってドリームキャストの本体に内蔵しようとすると写真のような基板取り付け型のスロットを使うのですが、ご覧の通り配線するピンが非常に小さいので結構配線&半田付けには苦労します。今回私は内蔵に拘らず取り外し可能な外付けにするつもりでしたので、配線が簡単なこちらを使いました。


 秋月電子で売っているSDカードスロットDIP化モジュール(250円)です。これならスロットはすでに基板実装済みで端子は2.54ミリピッチのピンになってますのでピンソケットを使えば楽に配線が出来ます。

 このモジュールを使用した場合、配線は以下のようになります(テスター当ててみればすぐ判るんですけどね)。


 細かい話をしますと、今回の製作ではSDカードスロットは配線図を見ると判るとおり「リバースタイプ」と言われるスロットを使用します。

 また、「SPIモード」という方式でSDカードを駆動します。この方法では1~7番ピンまでしか使いません。そのピンアサインは以下の通りになります。


 この他にSDカードスロットにはCDとWEという端子があって、それぞれ「カードの挿入/未挿入」と「ライトプロテクトのON/OFF」を検知することが出来ます。今回はこれらの端子は使いませんのでライトプロテクトの識別もされません。ですのでSDカード書き込みの際は注意が必要です。

 以上、余談ですけど。





 コンデンサと発光ダイオードは途中に小さく切ったユニバーサル基板に取り付け、本体からの配線とSDカードDIP化モジュール間の配線はピンヘッダとピンソケットで行い、取り外し可能としました。


 本体からの配線は後ろに細くスリットを入れ、そこから外に引き出して、後はドリームキャストを元通りに組み立てます。


 一通り完成です。



 まずはドリームキャストが普通に問題無く立ち上がるか確認します。




 そして参考サイト様に倣って「Dreamcast SD Loader」を使い、SDカードが認識され、bios.binとflash.binがSDカードに吸い出されれば動作確認完了です。


 後は貧乏電子工作の定番、タッパーをケースにして取り付けて完成です。

 実際の吸い出しはまた別の記事でやってみたいと思います。今回はここまで。

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