FN1242Aを使ってRaspberry Pi直結DACを作る【その1】

まず最初にお断りしておきますが、FN1242Aはもう現在では入手困難なので「遅せーよ」とか言われそうですけど(^^;


事の始まりは7年も前のこと、そして更に1年半も前の事です。

2008年、当時の私はいつかDAC(デジタルーアナログコンバータ)を自作してみたいと考えていました。

ちょうどその頃、秋月電子で売られていたあるDACチップが話題になっていました。

新潟精密のDACチップ「FN1242A」がそれです。

2001年頃に開発されたDACチップとしては珍しい国産の石で、DVDオーディオやSACD(DSD)対応の1ビット方式のDACです。24ビット8倍オーバーサンプリング、フルーエンシ型データ補間フィルタ搭載という特徴のあるDACでサンプリング周波数192KHzまで対応しており当時はメーカー製DACの中級~上級機の一部に採用されたりしていました。

しかし新潟精密はその後倒産し(現在の新潟精密は再生後の実質別会社)、その際にFN1242Aの在庫が大量に秋月電子に流れ、1個800円というDACチップとしては破格の値段で売られていた為、自作ファンの間で話題になっていたのです。

その頃に私は将来DACの自作に挑戦してみようと思って2個ほど手に入れました。その後、自作マニアの間でこのFN1242Aを「8個パラで使って~」等が流行だし、一部で買い占めも行われて2014年1月、秋月電子の在庫も尽きて現在では入手不可となっています。

私はDACを何個もパラって使うようなモノまでは作る気も無いしそこまでの技術も無いので1個普通に使うようなDACを作ってみたいと思っていたわけです。



しかしその後DACを作ることもなく、古いカセットデッキの修理などをしてオーディオを楽しんでいた私ですが、時代的なモノもあり2013年後半から徐々にPCオーディオ、デジタルオーディオに軸足を移すようになっていきました。そして2013年10月、当時「オーディオ再生にも使える」と評判になっていた超小型ボードパソコン「Raspberry Pi」(ラズベリーパイ:通称ラズパイ)を入手しました。(私が買っていたのは当時の主力であるMODEL B)。単三乾電池を横に並べてみましたが、こんなにちっちゃいです。

「Raspberry Pi」は途上国のパソコン教育などにも使えるようにと安価に開発された最小限の、でも十分教育用としては実用となる機能を備えたボード型のパソコンで、これがいろんなホビーユースにも使え、しかも実売5,000円程度と安価なことからPC、自作界隈でかなりなブームになっていました。

オーディオ的にはLinuxディストリビュートのひとつであるRaspy Fi(当時。現在のVolumio)を使用してハイレゾ再生環境を構築する事がブームになっていました。とはいえ、この非力なラズパイでどこまで実用になるのか半信半疑だったので、しばらく放置プレイとなっておりました。

その後、Raspy Fiは進化して「volumio」というディストリビューションとなり、格段に使いやすくなったと言う事で遅ればせながらまずは手持ちのUSB-DACを繋いで音出ししてみました。その時もうすでにラズパイも進化して次世代のTYPE B+となっており(更にこの記事を書いている現時点ではRaspberry Pi2」が発売されています)、完全に時代遅れではあったのですが…。


ピンク色のはラズパイが入ってきたケースでこのまま簡易ケースとして使えます。スマホの充電器を電源にLANとHDMIを繋げて、DACは手持ちの「FX-AUDIO DAC-X5J」(早い話が中華DAC)を使ってみました。すると、心配していた音切れも無く非常にいい音で鳴ってくれました。ここのところはずっとVoyage MPDで音楽を聴いてましたがそれと遜色無い音。

さらに調べていくうちにラズパイにはオーディオ専用のシリアル通信インターフェースであるI2S信号の出力機能があることを知りました。I2Sで繋げられるDACやDDCがあればラズパイと直結でほとんどロス無くPCMデータを送ることが出来ます。

ここで、私は遙か昔に買っていたFN1242Aを思い出しました。DAC自作のまたとない機会です。「そうだ、FN1242Aを使ってラズパイ直結DACを作ってみよう。そしてそれをケースに組み込んでネットワークプレーヤーを作ろう。」そう思ったのは昨年(2014年)の暮れでした。もう時代に置いてきぼりも甚だしいほど遅いんですが(笑)。


ここで白状致しますと、私はジャンクの修理やキットの組み立て・改造などはしますが、自分で一から回路図を引いて「設計」から自作をしたことはありません。なので今回が完全自作デビューとなります。(工業高校レベルですがそれなりの電気知識はあります。)

とても熟練者ほど凝った自作は出来ませんがなんとか頑張って作ってみよう、と思い立ちました。

しかしながら、もし回路図が致命的に間違っていた場合など危険な結果になる事も予想されます。そこで、ネット上ではもう10年近くのお付き合いになります「高速化事業部」(

http://www.ne.jp/asahi/kousoku-web/hp/)の管理人、りょうさんに相談してみたところ、「あくまで私の自作を尊重して、回路図を書き換えるのでは無く致命的な間違いが無いかどうかだけをチェックする添削という立場」で快く協力していただけることになりました。これで鬼に金棒です。


ということで次回から自作レポートをしてみたいと思います。果たしてスマートに完成までこぎ着けられるんでしょうか。とにかく頑張ります!。

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