【Voyage MPD】0.10.0のインストール全手順(t5630w・その1)

みなさま、あけましておめでとうございます。2017年・新年一回目の更新になります。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

ずいぶん前にVoyage MPDのインストール手順の記事を書きました。

今回は現在の最新バージョンである0.10.0のインストール手順を纏めたいと思います。

とりあえずVoyage MPDをインストールしてとにかく音を出す、というところまで書きたいと思います。

それ以上のチューニングとか必要な個別設定などは詳しい解説サイトが数多くありますのでそちらをご覧下さい。

今回は前回同様格安のジャンク扱いで売っていたHPのシンクライアントPC t5630wにインストールしてみました。

なぜシンクライアントPCに私が拘っているかというと、コスパが良いこととファンレスPC(つまりは静音)だからです。

汎用のPCでも同じ手順でインストール出来ると思いますので参考になればと思います。


まず、今回の導入環境です。以下の環境で行いました。

その前に当ブログの「【Voyage MPD】激安で高音質なPCオーディオ環境を構築する(その1~その6)」の記事にざっと目を通しておいていただけると幸いです。


 今回インストールするのはHPのシンクライアントPC、t5630wです。今回新たに1台格安で(ジャンク扱い980円)で入手してきました。どノーマル機です。仕様は「CPUはVIA Eden 1GHz,メモリは1GB DDR2 SODIMM,記憶装置として2GBのSSD(フラッシュメモリ)を内蔵」となります。

前回まではt5720にインストールしていたのですが、今回のバージョンからはアップデートするとt5720の512MBのSSDでは容量が足りないため今回はt5630wを用意しました。

 インストールにはt5630wの他にWindowsかMacが一台必要ですが、今回はWindows機を使用します。私は仕事でMacを使うだけで自分で所有しておりませんので。(Macでのインストールは他のサイト様も参考になさって下さい。SSHソフトの使い方が違うだけで基本的な導入手順は同じです。)

 楽曲データはNASから読み込む事とします。USB外付けHDDやUSBメモリからでも読み込めますが、使い勝手を考えると現実的にはNASが最適だと思います。(USBを使う場合は他のサイト様も参考になさって下さい。)NASはまあ当然でしょうけどIPアドレスを固定しておいて下さい。私はNASに楽曲データをFLAC形式でリッピングして保存したものを使用しました。

 インストールはUSB外付けDVDドライブから「Live CD」を使用して行います。USBメモリからインストールすることも出来ますので、その方は他のサイト様も参考にされて下さい。

 DACは今回自作のUSB DACを使用しましたが、これは「USB Audio Class 2.0」準拠のUSB DACであれば何でも大丈夫だと思います。(Linuxは「USB Audio Class 2.0」に標準で対応しているため)


前提条件は以上です。


【t5630wシンクライアントPCの前準備】

この項はシンクライアントPCを使わない方は読み飛ばしていただいてかまいません。

今回も前回同様、シンクライアントPC特有の問題を回避するための前準備を行います。

以前の記事でも書きましたが、私のVoyage MPDインストール済みのt5720で「プレイリストが作れない」という事象が発生しました。

私は普段プレイリストとかは作らないので発見が遅れたのですが、ある日「ネットラジオでも聴いてみよう」と思い、ネットラジオ用のプレイリストを作って保存したにも関わらず、電源を切ると消えてしまっているのです。

これはシンクライアント特有の「データはメモリ上に格納され、電源を切ったら消える」という機能のためと思われます。この機能はシンクライアント専用のWindows XP Embeddedを入れた時だけ機能するものだと思っていたのですが、どうもハードウェアにも依存しており、設定をSRAMかどこかで保持しているようです。(調べて見ましたがハードウェアに関する資料が見当たらないため確証は無いのですが、作成してセーブしたはずのファイルが電源を切ると消えるというのはこの機能が働いているとしか考えられないと思います。)

そこで、Voyage MPDのインストール前に一度Windows XP Embeddedをインストールしてこの機能を切ってからVoyage MPDをインストールしてみましたら、無事プレイリストがちゃんと保存されました。今回もこの手順を以下で説明します。







まずは設定が消えないようにSRAMのバックアップ電池を一応交換しておきます。(中古は多分電池がヘタっていると思いますので)t5630wのネジを外してカバーをずらして開けていくと内部に辿り着きます。電池ソケットがありますので電池を交換して下さい。電池は100均にも売っているCR2032が1個です。


BIOS画面への入り方はこの画面が表示されているときにF10キーを押します。


次にBIOSを工場設定値に戻してセーブします。

次にインターネットに繋がっているパソコンからHPのホームページのt5630w用のダウンロードページに行きます。(「t5630w Windows」とでも検索すれば見つかります。)



ここで「Windows Embedded Standardイメージバージョン5.1.926A」をダウンロードします。exe形式でダウンロードされますのでこれを実行してUSBメモリーにイメージを展開します(USBメモリーはフォーマットされたのちイメージが展開されますので空のメモリーを用意してください。)

次にt5630wにUSBメモリーを繋いでUSBメモリーからブートします。


2回質問してきますので両方yを答えます。するとフォーマットが始まり、その後インストールが始まります。


何度か再起動した後、最終的に「User」というアカウントでWindowsが立ち上がります。

この後、管理者モードでログインし直すのですが、その手順はここには直接は書きません。なぜならまだこのt5630wが現役で使われているところがあればイタズラされる恐れがあるからです。

その方法は「t5630w クイックリファレンスガイド」で検索すると「HP Thin Client用 Microsoft® Windows Embedded Standard(WES)2009クイック リファレンス ガイド」というPDFファイルが見つかりますのでその中に「管理者ログオンへのアクセス」という項目で書いてあります。




管理者でログオンしたら、右下の南京錠のアイコン(初期状態は緑)を右クリックし、メニューから「EWF無効」を選択します。


南京錠のアイコンが赤色になればOKです。t5630wをシャットダウンします。

以上でt5630wのVoyage MPDインストール前準備は完了です。


【Voyage MPDインストール用Live CDの準備】

Voyage MPDのダウンロード元ですがここで間違う方が多いようなので説明します。

上の画面はVoyage MPDの公式サイトhttp://linux.voyage.hk/voyage-mpdですが、良く間違えて「Voyage Linux」のボタンを押してダウンロードされる方が多いようです。正しくは「Voyage MPD Live CD」のリンクもしくはダウンロードボタンですので間違えないようご注意ください。

ファイルはISOイメージでダウンロードできますのでこれをCDに焼いて下さい。以上でt5630wの前準備およびVoyage MPDのインストール用Live CDの準備は終了です。

ここで一旦記事を分けます。次回からVoyage MPDをt5630wにインストールしていきます。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

缶コーラ

Author:缶コーラ
山口県在住。ローカルなネタを含めて
何でもアリで書いていきたいと思います。

リンク
マイマイ新子と千年の魔法公式サイト
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
検索フォーム
メールフォーム
管理者宛メールはこちらのフォームからどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ようこそ
Twitter update
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
ブログ内検索