【Voyage MPD】0.10.0のインストール全手順(t5630w・その3)

それではインストール後の細かい設定をしていきましょう。


【一部画面写真を撮り損なって以前の記事の画面を使い回しているものや、打ち損じてエラーメッセージが出ている画面がありますが、気にせず手順通り作業を進めて下さい。それでちゃんとインストール・設定出来るはずですので】


再起動をしたのでIPアドレスが変わっている可能性がありますので再度t5630w側でIPアドレスの確認をします。

「Voyage Login」と出たらroot(初期設定のアカウント)と入力しenterを押す。

「Password」と出たらvoyage(初期設定のパスワード)と入力しenterを押す。


root@voyage~#からifconfigと入力しenterを押す。


「inet addr:192.168.×.×」の値をメモします。

Windows PCでSSHソフト「putty」を再起動します。


「ホスト名」の所にメモしたIPアドレスの数字(192.168.×.×)を入力して「開く」をクリック。


もしこんな画面が出たら「はい」をクリックしてください。


この画面が出たらt5630wとの通信は成功しているのでlogin as:でrootと入力。

passwordにはvoyageを入力。


この画面が出たらt5630wとの再接続は成功です。


これから変更する設定を保存できるように以下のコマンドを入力します。


remountrwと入力する。

(これをやらないと書き込みモードにならずせっかく設定を変更しても保存されません。)


アップデートをします。


apt-get updateと入力。


コマンド待ちに戻ったら終了です。


ファイルの中身を編集するためのエディタですが、標準装備のviエディタが慣れないと非常に使いづらいので、今回はnanoというエディタを使うことにします。そのnanoをインストールします。


apt-get install nanoと入力。


コマンド待ちに戻ったら終了です。


.bashrcというファイルを編集します。


nano ./.bashrcと入力。


ファイルが開きます。

nanoの使い方はググっていただければ解説しているサイトがありますので、詳しくは調べて頂きたいのですが、簡単には ←→↑↓でカーソルを移動、enterで空白行挿入、backspaceやdeleteキーを使いながら文字を入力、修正し、最後にctrl+x→y→enterでセーブして終了、ctrl+x→nでセーブせずに終了になります。

慣れないうちはちょっとでも失敗したと思ったらセーブせずに終了してやり直す方が確実です。

最終行の1つ前の行に以下の3行を追加してセーブして終了します。

remountrw

mpd -kill

/etc/init.d/mpd start-create-db


IPアドレスを固定する。

 起動する度にDHCPで違うIPアドレスが割り当てられるのを防ぐためにVoyage MPD(t5630w)のIPアドレスを固定します。


nano /etc/network/interfacesと入力する。


DHCPを使わないのでiface eth0 inet dhcpの前に#を挿入してコメント行にする(この行を無効にすると言う事です。画面写真では消してしまっていますが、別に消しても問題ありません。)

その下に以下の行を追加します。

iface eth0 inet static

address 192.168.0.X

netmask 255.255.255.0

network 192.168.0.0

broadcast 192.168.0.255

gateway 192.168.0.1

dns-nameservers 192.168.0.1

ここでには他のネットワーク機器で使ってない番号を指定します。

2~254までの番号が使えますが、あまりDHCPが自動で割り当てない大きめの数字を使うと良いでしょう。(割り当てが他の機器とダブると誤動作の原因になる)

(上の例では128を使っています。)

ここで設定したIPアドレスがVoyage MPD(t5630)のIPアドレスとなります。

また、上の例ではルーターのIPアドレスが192.168.0.1の時の例ですが、ルーターのIPアドレスが192.168.1.1になっている環境の場合はnetmaskを除く各アドレスの3桁目を1に変更して記述して下さい。(例えばnetworkの所なら192.168.1.0とする)

追加、修正が終わったらセーブして終了します。


日本時間の設定


dpkg-reconfigure tzdataと入力する。


この画面が出るのでAsiaを選ぶ。


次にこの画面が出るのでTokyoを選んでenterで終了。


日本時間が表示されるので確認して下さい。


アップグレードの実行


apt-get upgradeと入力。




コマンド待ちに戻ったら終了。アップグレード項目が無い場合もあります。アップグレード対象の項目がある場合は文字列がズラズラ出て来た後「Do YOu Want Continue?」と聞いて来ますのでYを答えて下さい。(今回の例では「mpd.conf」というファイルのアップグレードがあるがどうしますか?と聞いてきたので現在のファイルを維持する「N」(デフォルト値)を答えています。アップグレード内容によってはこのように質問してくる場合があります)。その後コマンド待ちに戻ったら終了です。


日本語環境のインストール


apt-get install localesと入力。


apt-get install fbtermと入力。


続けるか聞いてくるのでyを入力。


dpkg-reconfigure localesと入力。


この画面が出たら ja_JP.UTF-8 UTF-8を選択してenterを入力。


コマンド待ちに戻ったら終了。


再起動


rebootと入力してVoyage MPD(t5630w)を再起動する。


windows PCでSSHソフト「putty」を再起動します。


今度は先程固定したVoyage MPD(t5630w)のIPアドレス(先程の例では192.168.1.128)を「ホスト名」の所に入力して「開く」をクリック。


もしこんな画面が出たら「はい」をクリックしてください。


この画面が出たらt5630wとの通信は成功しているのでlogin as:でrootと入力。

passwordにはvoyageを入力。


この画面が出たらt5630wとの再接続は成功です。


alsa(Advanced Linux Sound Architecture)のカード番号の確認


cat /proc/asound/cardsと入力。


ここでUSB-DACがVoyage MPDに認識されていればこのようにカードとして表示されるはずです。今回の例では自作USB DAC(DDCチップはC-MediaのCM6631A)がカード番号0番として認識されています。これが出ないと言う事はVoyage MPDで認識できないDACである可能性が高いです。今回の例はDACを使っていますがDDC等でも同じです。

認識できていれば次に進みます。


mpd.confの設定

 Voyage MPDの設定の一番の肝であるmpd.confの設定を行います。

 修正間違いの無いように十分注意して設定を行って下さい。


nano /etc/mpd.conf と入力。


まずスクロールしてalsaの設定箇所を捜します(ファイル中程くらい)。ここのdeviceの記述が"hw:0,0"であることを確認します。(あくまで今回の例の場合)。この左側の番号がカード番号なので先程確認したDACに割り当てられたデバイス番号とちゃんと一致しているので設定と整合性が取れているということになります。

次にmixer_typeの記述を捜し、先頭の#を取って有効化します。今回私の場合はは音質面の理由でソフト側でボリューム調整を行わずDACやアンプ側でボリューム調整を行いたいのでdisabledと記述しました。


最後はファイルの最終行の1つ前のmixer_typeの記述です。この行は良く安定動作に異常をきたす原因になるので設定にかかわらず先頭に#を付けてコメント行にして無効化した方が良いと思います。

以上の設定が済んだらセーブして終了です。


NASの共有フォルダのマウント


nano /etc/fstabと入力。


最終行に以下の1行を追加

//192.168.1.X/yyyy /music cifs username=zzzz,password=aaaa,uid=root,iocharset=utf8 0 0

(空白や文字間違いに注意して下さい)

ここでIPアドレスはNASのIPアドレス(前もって調べておいて下さい。例では192.168.1.128になってますが、今回の例では192.168.1.128はt5630wのアドレスに使用したのでこれは間違ってますね)

yyyyはNASの共有フォルダー名(例ではdisk)

XXXXはWindows PCのユーザー名を指定します。(例では隠してます。テスト用に仮に付けた恥ずかしい名前なので(笑))

passwordはNASに設定していれば記述して下さい。設定してなければ画面写真の様に未記入で良いです。

画面写真では行が長いので途中で切れてますがちゃんと最後まで入力しています。

追加したらセーブして終了します。


mkdir /musicと入力。


mount -aと入力。


ln -s /music /var/lib/mpd/musicと入力。

(画面写真では先程のNASのアドレスを間違って記述したためにエラーで怒られてますが気にしないように(笑)。ちなみに後で間違いは直しました))


自動ログオフの設定

 普段Voyage MPDを入れたt5630wはモニター,キーボードを接続せず単体で使用するため、電源ボタンを押せば自動でログオフして電源が切れるように設定します。


apt-get install acpidと入力。


nano -w /etc/acpi/events/powerと入力


新規ファイルが開くので以下の2行を追加

event=button/power

action=/sbin/shutdown -h now

追加したらセーブして終了。


自動ログオンの設定

  この設定は必須ではありませんが、自動ログオフ→電源OFFをやるなら電源ON時も電源ボタンを押したら電源ON→自動ログオンも出来るようにしたいという方は以下の設定を行って下さい。(モニターもキーボードも使わない場合は設定しておくと便利です。)

 画面写真を撮り損ねてしまいましたが、コマンド待ちから以下のコマンドを入れて下さい。

adduser ユーザー名

(今回はadduser kancolaと入力してkancolaというユーザーを作りました。)

passwordを2回聞いてきますので設定して下さい。



その他Full NameとかRoom Numberとかいろいろ聞いてきますが、全部enterを押して下さい。最後にIs the information correct?と聞いてきますのでyを押します。これでkancolaというユーザーが追加されました。


nano /etc/shadowと入力。


最終行にkancolaの記述があります。


kancola:以降の文字を全て削除します。(この部分はパスワードを暗号化したもの)

削除したらセーブして終了します。


nano /etc/inittabと入力。


この画面写真の場所を捜します。

このうちtty2番の行を以下のように修正します。


【修正前】2:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty2

【修正後】2:23:respawn:/bin/login xxx /dev/tty2 2>/dev/tty2

xxxは先程追加したユーザー名です。今回の例ではkancolaです。

修正が終わったらセーブして終了します。


MPDの起動テスト

 ここまでの設定が終わったらMPDがちゃんと動くかテストします。


コマンド待ちから/etc/init.d/mpd stopと入力します。

[ok]Stopping Music Player Daemon: mpd.と表示されます。

続けてコマンド待ちから/etc/init.d/mpd startと入力します。

エラーメッセージが出ずに[ok]Starting Music Player Daemon: mpd.と表示されればMPDは正常に動いています。

何らかのエラーメッセージが出た場合はどこかの設定をミスっていますので再度今までの設定を点検して下さい。

以上でVoyage MPD(t5720)の設定は全て終了です。

電源ボタンを押してちゃんと自動ログオフ(電源OFF)、自動ログオン(電源が入ってvoyage login:と聞いてくればOK)が動作するかも確認して下さい。


引き続きWindows PCにVoyage MPDをコントロールするためのMPDクライアントソフトをインストールして設定をすれば全ての作業は終了です。

もう少しですので頑張って下さい。

あと余談ですが出来ればrootのパスワードをvoyageから他のものに変更しておいた方がセキュリティ上好ましいかと思います。

変更方法はコマンド待ちから(rootでログインしている事)

passwdと入力して画面の指示に従って下さい。

(画面写真が無くてすみません)


⑦MPDクライアントの設定

 今回はwindows側のクライアントソフトとして「Gmone Music Player」を使ってみます。

 http://gmpclient.org/から最新版をダウンロードしてインストールして下さい。

 インストールしたらGmone Music Playerを起動します。


メニューバーの「music」から「preferences」を選ぶと下の画面が出てきます。


Nameは適当に何でも良いです。HostはVoyage MPDでt5630wを固定したIPアドレスを記入します(画面写真は違っていますが今回の例だと192.168.1.128でした)。Portは変更してないのでデフォルトの6600で良いです。設定が終わればCloseを押します。


メイン画面に戻ったらVoyage MPDと無事繋がれば、黄色い帯でconnected to MPDというメッセージが表示されます。

無事繋がったらメニューバーの「Server」から「UpDate Database」をクリックします。

画面左側のタブのなかから「Database」を選んで待ちます。(曲数にもよりますが結構時間がかかる)

「Directories」の欄にNASの中のフォルダー構成や曲の一覧が表示されれば無事成功です。

以上で全ての設定は終わりです。思う存分音楽を楽しんで下さいね。


いかがでしたか?

無事音は出ましたでしょうか。良い結果が得られますことを願っております。

一度音出しが出来ればVoyage MPDの設定や使いこなし方などいろいろな情報を扱っておられるサイト様がたくさんありますのでぜひそれらも参考になさってください。

長々とおつきあいいただきありがとうございました。

【おことわり】今回の導入手順はこの記事用のネットワーク、マシン等の環境を作って行いました。私の自宅で普段稼働してる環境とは違いますことをお断りしておきます。

【参考サイト様】

「PCで音楽」様、「みみず工房」様

勝手ではありますが参考にさせていただきました。ありがとうございました。

(2017年1月22日:記) 一応私の用意したテスト環境ではこの手順できちんと動くことを確認しておりますが、記事中に間違いがあればどうぞご指摘をお願い致します。なお、それぞれの環境によっては上手く動かない場合もあることはご承知願います。


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

缶コーラ

Author:缶コーラ
山口県在住。ローカルなネタを含めて
何でもアリで書いていきたいと思います。

リンク
マイマイ新子と千年の魔法公式サイト
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
検索フォーム
メールフォーム
管理者宛メールはこちらのフォームからどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
ようこそ
Twitter update
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
ブログ内検索