地上デジタル放送で緊急地震速報は機能するんだろうか?

 この2007年10月1日からテレビ・ラジオで緊急地震速報の運用が始まりました。
地震の体験がある方ならわかると思いますが、震源地から距離がある場合、まず小さな縦揺れが来ます(P波)そしてそのしばらく後に横揺れ(S波)が来て本揺れになります。S波よりP波のほうが伝わる速度が速いのでこうなるわけです。

 緊急地震速報は地震が発生・観測された時点で瞬時にいろんなデータを分析し地震の影響を受けるであろう地域に対してS波が来る前のわずかな時間に最低限の防御に入れるように警報を発するシステムです。いわば時間勝負のシステムなのですが・・。

 地上デジタル放送とアナログ放送を電器屋さんなどで見比べるとよくわかりますが、地上デジタル放送はその構造上絵や音がアナログ放送より約4秒程度遅れて表示されます。よく生放送の視聴者参加コーナーなどで電話とテレビ画面でやりとりする場合、衛星放送みたいに電話の先の視聴者の反応が遅れることがありますが、あれがそうです。ですので地上デジタル放送には「ピッ、ピッ、ポーン」の形式の時報が使われて無い訳です。

 ここで素人の疑問なのですが緊急地震速報が打たれた場合、この4秒の遅延時間が生死の境になるんじゃなかろうか?という事です。アナログで見てたら速報打った瞬間に画面に表示されるのですぐ行動に入れるわけですが、地上デジタルだと4秒遅れの表示になります。とっさの場合に4秒というのは大きな時間差で、やれることはずいぶん変わってくるのではないでしょうか。

 じゃあ、地デジのデータ放送では?ということになりますが、これはちょっと勉強不足で実際にデータ放送に速報として載せられてから家庭で受信できるまでどのくらいの時間差が生じてるのか知らないので何とも言えませんが同時では無いと思います。

 じゃぁやっぱり今までの常識同様、あらゆる災害時に強いラジオが最強か?というと、テレビなら画面で一瞬に情報が表示されますが、ラジオの場合は文章読み上げてる間にS波が来てしまうということにもなりかねません。

 こう考えるとデジタル放送ってあらゆる面で進歩したかと言うと必ずしもそうでは無いような気もします。せっかくの速報システムなんで有効に機能してくれればいいんですけどね。

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