KBCラジオ「PAO-N」にて

 お隣、福岡のKBC(九州朝日放送)ラジオの人気昼ワイド番組「PAO-N(パオーン)」をよく聴いています。以前は地元局の昼ワイドを聴いていたのですが、この局がAMラジオ局にあろうことかラジオカーを全廃してしまいまして、「リスナーとの接点よりコスト削減かい、地域密着のAMラジオにとって本末転倒じゃい」とすっかりシラけてしまいまして、もっぱら福岡の局に浮気してるところであります。福岡にはKBCの他にはRKB(RKB毎日放送)ラジオがあるのですが、どこか洗練されたというかとりすました感じのあるRKBより雑多な感じのKBCが性に合ってるみたいでお気に入りです。

 この「PAO-N」という番組、元は80年代に福岡の中高校生に圧倒的人気を誇った「PAO~N ぼくらラジオ異星人」という夜ワイド番組でした。当時AMラジオの遠距離受信なんかがちょっと流行っていて、また当時三才ブックスから出ていた「ラジオパラダイス」というAMラジオを取り上げる雑誌などでも紹介されたこともあり、一部では全国的人気をも獲得していました。パーソナリティは番組開始から何度か変遷を経て最終的に全曜日を担当したのがKBCの局アナである沢田幸二アナウンサーでした。

 沢田アナは個人的に山口県岩国市出身という事で応援していたので、当時東京に住んでいた私は通勤電車の中や自宅で遠距離受信で「PAO-N」を聴いていましたが(ポケットラジオでもアンテナの工夫でKBCラジオは受信できた)、当時出入りしていた首都圏の局でも「PAO-Nの沢田か、沢田のPAO-Nか」と時折話題になるほど注目されていました。それほど人気の番組であったにも関わらず当時のKBCのお家事情で今はKBCの中でも話題に出すことすらタブーと噂されている黒歴史、「1日のオンエアを番組という単位で区切らず終始情報を発信し続ける」というお題目の「KBC-INPAX」という局を挙げてのタイムテーブル編成の暴挙により終了したのが1990年。

 その「PAO-N」が2003年に紆余曲折を経て昼ワイドとして復活し、現在はKBCラジオの看板番組と言っても良いだろう人気を獲得しています。今は出世した沢田アナも相変わらず昔とさして変わらないトークを続けてくれてるのは嬉しい限りです。

 さて、ちょっと前の話で恐縮なのですが、先週の木曜日(13日)の事。仕事が忙しくながら聴取でラジオの前をちょくちょく離れながらも聴いていたところ「音楽捕物帖」のコーナーで'72年に放送された実写版のドラマ「ワイルド7」の主題歌を取り上げて紹介していました。その中で沢田アナがレコードジャケットを見ながら「なんとあの佐藤餓次郎さんも出ていたという・・」と発言。しばしパーソナリティ3人で「へえそうなんですか」と談笑。

 「ん?佐藤餓次郎なんて出てないぞ」と思った私。よくよく考えればチャシュー役の俳優さんが似てるといえば似てる。多分写真見て勘違いしたんだろうなぁと思いつつ、他愛ない間違いなんだけど一応聴取率調査のスペシャルウィークで聴いてる人も多いだろうと思い、携帯からメールしてみました。「ワイルド7に出てたのは佐藤餓次郎さんではなくてよく似てますが花巻五郎さんという俳優さんですよ」と。普段ラジオに投稿なんてほとんどしたことないからラジオネームなんてないし、そもそもネタ投稿じゃないので無記名で。

 3~4分後、沢田さんの声で「只今ご指摘をいただきました。ワイルド7に出てたのは佐藤餓次郎さんでは無くて花巻五郎さんという俳優さんです」と訂正が。パーソナリティ3人、苦笑。沢田さん「似てたんだけどなぁ・・」と言い訳。沢田さんに自分の送った文章が読まれたのは嬉しかったのですが、なんとなく多少気まずい感じで「送らないほうが良かったかなぁ」とちょっと後悔モードに。

 その後しばらくバタバタしていてラジオの前に戻ると何とまた先ほどのワイルド7の俳優さんの話をしてました。「ハニワの部屋」というリスナーからのネタ投稿コーナーなのですが、リスナーのどなたかが早速先ほどの出来事をちゃかしネタとしておもしろおかしく送ってくれたようで(多分「こんなパーソナリティーはいかがなものか?」みたいなネタではないかな?)すっかり笑いに包まれてその話をしてるのを聴いてどこのリスナーさんかネタ自体は聞き逃がしたけど笑いにしてくれてありがとうって気分でした。実にPAO-Nらしいリスナーの連携になんとなく和んだ気分になりました。

 と同時にハガキしか手段の無かった昔ならこんな瞬時の番組展開なんて考えられなかったよなぁなんて思いました。私が学生時代に聴いていた頃なんて「先週の○○に対してこんなおハガキが届きました」なんてやってたもんなぁ。FAXとメールの出現でこんなこと出来るんだなぁと普段ラジオ聴いてるくせに自分が当事者になってみると改めて感じました。この一人ひとりと「繋がってる」感覚ってラジオならではの感覚でいいものです。これがある限りラジオを聴き続けたいと思います。

 他愛の無い出来事ではありますがなんとなく楽しい気分になれたひとときでした。

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