キャッツ・アイ&キューピット【ピンクレディーフォロワーB級アイドルの光と影】(その2)

前の記事の続きです。

78年1月25日発売のサードシングル。ヒットはしなかったけど、ある意味キャッツ★アイを代表する曲です。SEやシンセを多用してさらに荒唐無稽さに拍車がかかりなかなか凝ったアレンジで進行する曲です。麻生・馬飼野のコンビによる曲です。現存してる歌唱映像の少ないキャッツ★アイですが、この曲を歌っている映像は東映映画「多羅尾判内」(1978年の小林旭主演版のやつね)の中で1分ほどのシーンとして残っています。amazonでDVDが買えると思うので興味のある方は検索してみて下さい。(アフィリエイトとかお金が絡むものを貼るのはイヤなので)。B面はこれまたぶっ飛んだ曲「大地震」。

78年5月25日発売の4thシングル。良く言われるんですがこのジャケットの髪を切ったナナは女優の野川由美子にホントにそっくりです。このあたりになるとピンクレディーの呪縛からも離れ、徐々にオリジナリティー溢れる独自の路線が開けてきます。まさにこれからが本領発揮・・・だった筈なのですが・・・。これも麻生・馬飼野コンビの作品。B面はオーソドックスな曲「アンコール・アンコール」おそらく来たるべきファーストコンサート用に書かれていたのではないかと言われています。

そして、デビュー1年を迎え、待望のファーストアルバムがリリースされます。

ジャンヌ・ダルクと同時発売のアルバム「キャッツ★アイ ファースト」。今までの全シングルA/B面曲に4曲の書き下ろしを加えた集大成的な一枚。「独占!私のアラジン」「ウィークポイント」「ダンシング・クィーン(アバの大ヒット曲のカヴァー。英語で歌ってますが英語の歌は初期のピンクレディーよりは上手いかも。あくまでもピンクレディーとの比較ですが(^^;))」「キャプテン・ハニー」の4曲はこのアルバムでしか聴けませんでした。「キャプテン・ハニー」の中に出てくる「海賊船の船底に男奴隷が105人」って・・あーた(^^;。このアルバム、現在では結構なレアアイテムです。

と、ここまでB級扱いながら独自路線を築いて、さあこれからという感じだったんですが、あろうことかキャッツ★アイはある日突然ある事件で一瞬で空中分解してしまいます。

「キャッツ★アイ ファースト」のリリースから間もないある日、巡業先(確か北海道だったと思う)から突然「ノン」が姿を消してしまいます。当時の週刊誌には「失踪」と書かれていますが、実際には交際男性(マネージャーという説があるがそれは違ってどうも一般男性だったらしい)との「駆け落ち」だったようです。残された「ナナ」はどうしようもありません。直後からテレビ出演をナナ1人でこなす日々が続きますが、そんな状態が続く訳も無く、とうとうノンが戻って来ることもなくあっという間の事実上の解散となってしまいました。

当時はテレビ・新聞・週刊誌程度しか情報源ってありませんから、突然ナナ1人で歌っているキャッツ★アイを見て「どうしたんだろう」と思っていたのですが、後日女性週刊誌(今も昔もこういう色恋沙汰のゴシップに関しては女性週刊誌最強、ですよね)で事の次第を知ったときにはもはやナナの姿を見ることもなくなっていたのでした。

その後ナナはしばらくキャッツ★アイとしてでは無く、1人で芸能活動を行っていたようですがテレビ等でお目にかかることもなくやがていつしか引退された様です。私はどっちかというとナナ派だったので最後のフェードアウトが見るに耐えませんでした。

余談ですけど、この頃も今もこういう色恋沙汰での逃避行というのは芸能界でも多々ありましたが、まぁ他人の事情ですからとやかく言えないんですが、男としての感情からすれば、女の子の社会的地位や周囲に対して背負っている責任とか無視して安易に逃避行の道を選ぶ男ってのは正直ろくでもないなと思ってしまいますが、こういう男の方が得てしてモテるんでしょうねぇ。単なる個人的感情ですけどね。

予定されていたであろうファーストコンサートが実現する事もなく、デビューからわずか1年で空中分解してしまったキャッツ★アイですが、残された楽曲の出来と相まってこれからを期待していた事もあって未だに思い出す度に残念さがつきまとう、私にとってはB級の中のA級として今でも忘れられないデュオであります。


週刊プレイボーイ 77年9月27日号から。デュオの性格上、1年あまりの間に男性グラビア誌への登場回数は群を抜いて多かった。

次はキャッツ★アイの後を受けて誕生した不運の双子デュオ、「キューピット」を紹介します。

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